今回も前回に引き続き17AW新作から、「D.L.S」シリーズその2です。
まずは少しおさらい。
Daily Layering Systemとは秋冬の防寒のために着込むこと、その日常の重ね着をより楽しめればと思いシリーズ化したもの。
暖かさをL1、L2、L+2、L3、L+3と5段階に体系化した中から前回はL1、L2をご紹介。
続きまして今回はL+2、L3についてご紹介です。
L+2(Second Layer+)
前回のL2がライトなもの、続くL+2は少しヘビーな中間衣料。
表地はクラシックなパイルフリースで見た目の暖かさはもちろん、重ね着した時にもそのパイルの厚みで空気の層がしっかりできるのでとても効率的。
しかし、パイルだけだと風を通しやすく防寒性にかけるため、裏地には滑りもよくて防風性の高い高密度スムース生地を使用し防寒性もしっかりと。
一枚でもある程度の防寒性を持ちながら、続くL3を重ねることでよりその効果を発揮。
それぞれの用途やシュチエーションに合わせて、ジャケットとベストをご用意。
L3(Third Layer)
いよいよアウターカテゴリーでL3はアウターシェルもの。
防風性、防水、耐水性、透湿性など機能性が求められるカテゴリーですのでポイントになるのは生地。
そして、その全てを見事にクリアしているのが今回使用している小松精錬(株)の「SAITOS」。
この3layerの生地が素晴らしくて、その機能性を確保しながらもさらに軽くてストレッチ性も抜群なのでもう最高。
そのポテンシャルに合わせて止水ファスナーと止水テープで防水性を高め、さらにメッシュ素材のポケット袋でベンチレーション機能を持たせれば抜かりなし。
L+2 + L3
最後に今回のL+2とL3のレイヤード。
これはかなり暖かい。
重ね着を前提に作っていますので基本構造は同じ、さらに袖口、裾口の控えの分量はもちろん、衿周りのフィット具合も抜群で、加えてストレッチ性もありますのでこれだけ着込んでもストレスフリー。
気温に合わせて脱いだり着たりとロングシーズン楽しめます。
次回はL+3について。
シリーズ最後のヘビーアウターの登場。