大好きな「さつまいも」が特産品の川越。
これは絶対おいものシーズンに訪れたいと、気合十分で遊びに行ってきました。
メインストリートとも言うべき「蔵造りの町並み」、川越らしい歴史情緒漂うスポット。
風格ある瓦屋根の建物が軒を連ね、まるで時代劇を見ているかのような雰囲気です。
呉服太物を商っていた近江屋半右衛門が寛政4年(1792年)に店舗として建造したもの。
入口が自動ドアになっていたり多少の手入れはありますが、建物自体は当時のまま。
200年以上も前だなんて思えないぐらい、しっかりとした造り。
未だ現役というのに驚かされます。
この日もお醤油の香ばしい匂いに誘われるようにふらふらと。
辿り着いたのは「甘味茶房 かすが」さん。
甘味やさんの店頭でお団子焼いてました。
みたらしではなく、この醤油味のお団子に目がないんですよね~。
美味しいに決まってるじゃないですか。
2本ぐらい食べたい勢いでしたが、後のことも考え泣く泣く我慢。
そしてまた歩くこと数分で今度はたくさんの湯気が立ち上る和菓子屋さんを発見。
それがこちらの「菓匠右門」さん。
軒先で熱々のお饅頭が蒸されていました。
説明を見るとお饅頭の中には大きなさつま芋が、これは買うしかない。
輪切りにしたさつま芋とつぶ餡を、山芋ともち粉の生地で包んだお饅頭です。
蒸かしたての熱々を渡され火傷しそうな勢いでしたが、これがまた超絶品!
あまりの美味しさに勢いよく食べてしまい割った状態の画像はないのですが、中に入っているさつま芋がとにかくホクホク。そして表のもっちり具合もたまらんのです。
これはとにかく美味しかったので、お土産に買って帰りました。
お次も香りにつられてこちら「うなぎ傳米」さんへ。
こんな香ばしい匂いをかいで素通りは出来ませんって。
3口で食べ終わりました。で、500円。
安いんだか、高いんだか。笑
価格はよく分かりませんが、お味は最高~。
っていうかね、これ絶対ご飯欲しくなっちゃうやつ。
同じテイクアウトでミニの「うな飯」もありました。
小さいカップに入ったうな丼、御飯もついているので私にはこっちが正解だったかも。
人気の観光エリアですが、この日は平日だったこともあり、比較的空いていてゆっくり街を散策することが出来ました。
国の「重要伝統的建造物群保存地区」や「美しい日本の歴史的風土100選」に選ばれているだけあって、江戸の面影を感じる町並みは見ているだけでも面白いですね。
小江戸川越の観光名所「時の鐘」。
寛永年間(1624~44年)に、川越城主 酒井忠勝が建てたのが最初で、現在の鐘楼は明治27年に再建された4代目だそう。
高さ約16mとこの一帯で一際高い「時の鐘」は、まさに川越のシンボルといった様相です。
こちらの山崎美術館も蔵を利用した建物。
蔵造りの町並みの入口・仲町交差点にある和菓子の老舗「亀屋」さんに併設されています。
「亀屋」さんを営む山崎家所有の絵画をはじめとする美術品が展示されているそう。
入館料 500円ですが、入館者には老舗の和菓子とお茶のサービスがあるそうなので、散策の一休みに立ち寄るのも良さそうです。
ここには、一風変わったおみくじがあるようで。
鯛の形をしたおみくじを、専用の釣り竿を使って釣りあげるそう。
映えるからか若い人達に大人気で、この「鯛みくじ」の周りにだけ人だかりが出来ていました。
境内にはこんな素敵な場所も。
ここは「鯛みくじ」とは打って変わり誰もいなくてとっても静か。
落ち着いていて本当に素敵な雰囲気。
私は「鯛みくじ」より、こちらの方が惹かれます。
氷川神社をお参りした後は、「日本100名城」の一つに選ばれている川越城本丸御殿へ。
東日本に唯一現存する「本丸御殿」は、埼玉県の重要文化財にも指定されています。
日本全土でも本丸御殿が残っているのは、ここ川越城と高知城の2つのみ。
貴重さがよく分かります。
本丸御殿の大玄関を入ると左右に長い廊下が延び、36 帖もある大広間が出迎えてくれます。
中をゆっくり見学しても20~30分程度で貴重な文化財を見ることが出来るのも手軽でいいですね。
都心から45分とアクセスしやすい川越。
日帰りで旅行気分が味わえて、思っていた以上に楽しめました。
最後に。
「さつまいも」が特産品ってことで、焼き芋とかあるかと思ってたら全然ない。笑
どちらかというとお芋チップスとか、お芋のモンブランとかプリンとか。
映える系のアレンジされた「さつまいも」がメインでした。
もっと普通にさつまいもとか売ってるんだと勝手に思いこんでいた。
芋好きとしては、それだけがちょっと残念。
あ~、焼き芋食べたい。