新緑の美しい季節がやってきました。
普通に街を歩いていても歩道の木々が色鮮やかで気持ちのいいシーズン。
植物好きにとっては、緑を眺めながらのウォーキングも、植物屋さんを巡るのもたまらない。
最近は無骨な雰囲気の塊根植物が注目され、都内に専門店がオープンしたり、メンズのアパレルブランドでガーデニンググッズが発売されていたりと男性にもボタニカル人気が高まっているのを実感しています。
5月から9月頃までは植物達の成長期という事もあり、販売している観葉植物も種類が豊富。
そのせいかこの時期は週末の度に専門店に足が向いちゃうというちょっとした病気に。
ということで、この4~5月で新しく仲間入りした植物や愛用しているガーデニンググッズを紹介したいと思います。
まずは4月から5月にかけて新しく仲間入りした植物達。
どの植物も新芽がたくさんついていて、成長が楽しみなものばかリ。
購入時に簡易のプラスチックボットに入っている植物。
これをお気に入りの鉢に植え替えるのも楽しみの一つ。
道具があれば、植え替え作業はとっても簡単です。
最低限必要なのはスコップ・鉢底網・軽石・観葉植物の土。
私的には、プラス剪定鋏や割りばしがあると便利です。
今は100円ショップでも園芸用品を取り扱っているので、手軽に道具を揃えられるのもいいですね。
自分で植え替えはちょっとという場合は、購入店舗でお願いすれば植え替えもやってもらえるかと。
長くなるので植え替え方法は省略しますが、土がこぼれるので植木鉢用の大きな受け皿の上で作業をしています。
土を入れた時に割りばし登場!!
ただスコップで土を入れただけでは細かい根の隙間にまで土が入らないので、根を傷つけないよう鉢の縁に沿って割りばしで押し込むように根の隅々まで土が入るようにしていきます。
植え替えた直後は、鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと水を。
これで植え替え終了です。
ここから先は土がしっかりと乾いたら、また鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと水やりの繰り返しです。
あくまでも土が乾いてから、湿ってるうちに水やりしてしまうと根腐れを起こすので注意が必要です。
植物の種類によって水やりのタイミングもバラバラなので、日々状態チェックは欠かせません。
これからの季節はちょっぴり手が掛かるけど、休日朝のそんな時間も優雅な気分になれていいもんです。
カラテアは熱帯アメリカを原産とするクズウコン科の植物。
品種ごとに異なる葉の模様がありとても個性的。
このムサイカは幾何学模様の葉が特徴、カラテアの中でも流通量の少ない希少種です。
ここ最近の中では一番のお気に入りです。
その品種の多さと、独特の美しさにより愛好家、コレクターの多いカラテア。
こちらはグリーンのマーブルが爽やかなエンペラーという品種です。
種類の多いカラテアの中でも特に暗さに強く耐陰性があるので、日当たりに不安がある部屋でも育てやすいです。
こちらもカラテア。同じ品種とは思えないほど葉の形や色味は様々。
波打つ深緑色の葉と裏側の赤紫色コントラストが美しいルフィバルバは、葉の表面にはうっすらとふわふわの毛がありベルベットのような手触りが魅力です。
熱帯アメリカが原産のサトイモ科の植物ディフェンバキアの新品種です。
葉に白い外斑の入るコントラストが綺麗な品種。
名前の通り、葉色のコントラストが何とも言えない美しさの植物です。
こちらも熱帯アメリカを原産とするサトイモ科のつる性の植物。
写真では伝わりにくいのですが、ビロード状の光沢のある葉がとっても綺麗。
葉裏は赤味がかった色で印象的、決して派手ではないけれどシックな雰囲気がお気に入りです。
大きく広がった独特な形の葉が魅力のセローム。
同じフィロデンドロンでもビロードカズラはつる性植物でしたが、こちらはまっすぐに伸びるタイプ。
冬でも葉を落とさない常緑多年草なので、冬の時期も大きな葉を楽しむことができます。
こちらは知人がアートディレクターを務めるamabroで発売されている「TWO TONE WATER DISPENSER」。
植物に水分補給をしてくれる耐熱ガラス製のウォーターディスペンサー。
ボール状の部分に水を入れて鉢の土に管を挿し込むと、傾きや土の乾燥具合に応じて少しずつ水が排出される仕組み。
私は主に高温多湿な環境を好むシダ植物等に使っています。
何より、バルーンのような見た目の美しさが魅力です。
最近ではに似たようなアイテムがIKEAからも発売され、こちらは比較的安価なので買いやすいかと思います。
水やりのタイミングがわからないという方におすすめなのが、SUSTEEの「水やりチェッカー」。
鉢にさすだけで使える植物用水分計。
水やりのタイミングを色の変化で教えてくれるので、水のあげすぎや足りなさすぎといった水やりの失敗を軽減してくれます。
ちょっと水やりのタイミングが難しい植物などに使うといいかもしれません。
MY PLANTSシリーズから「虫からやさしく守るミスト」と「葉をきれいにするミスト」。
「虫からやさしく守るミスト」は天敵のカイガラムシやハダニなどを素早く退治してくれるミスト。
「葉をきれいにするミスト」は観葉植物の葉の汚れやほこりを除去し、艶を出してくれます。
最後はドイツのメーカーGLORIAの「Fine Sprayer Pro 05」。
日々の葉水に欠かせない霧吹き。トリガーを一度握るだけで、握った時とトリガーが戻る時と2度水が噴き出てくるので、一度に大量の水をムラなく広範囲に散布することが出来ます。
何よりドイツのインダストリアルデザインが好き、この無骨な感じがたまらないんです。
左が拭く前、右が拭いた後。
あまり汚れていなかったので分かりにくいかもですが、葉の表面の埃や汚れが取れて葉に生き生きとした艶が出ます。
特に大きい葉の観葉植物は違いが分かりやすく、観葉植物の見た目が抜群に良くなるのでお勧めです。
フィカスを個性的な樹形に仕立て直しています。
それこそホームセンターで格安で購入したフィカス、買った時はまっすぐ上に伸びているだけの平凡な樹形。
これを時間をかけゆっくりと丁寧に曲げていきます。
曲げるのはまだ緑色をした新しい幹、茶色くなった古い幹は硬くて曲がらないので、緑の部分を少しづつ曲げていきます。
支柱を立てて自分の思い描く形に曲げてはワイヤーで支柱と固定、伸びてきた部分をまた曲げて固定の繰り返し。
物凄く遠い道のり、今この状態で1年はかかっているんじゃないかと。
理想の形に到達するまでには後5~6年は掛かりそうな予感。
途中で嫌にならなきゃいいんだけど。笑
そして最後は、私が足繁く通う都内の植物屋さんをいくつかピックアップ。
まずはこちら、立川のGREEN SPRINGS内にある「Rust」さん。
ここは公園散歩の度に立ち寄るお店。
特に用が無くても絶対にのぞく。塊根植物も希少種が揃っていて、ガーデニンググッズなんかもお洒落なものが揃っています。
鉢も品揃え豊富でお洒落なものが多いですが、意外に高くなく買いやすい印象です。
ここはスタッフの方がとにかく親切、色々相談にも乗ってくれるし、植物と鉢を一緒に購入した場合は無料で植え替え作業もしてくれます。
大きい観葉植物だと土の量もばかにならないので植え替え無料サービスはかなりお得かと。
名古屋に本店のあるRustは同じグループのお店が都心にもあります。
丸ビルにある「garage Tokyo」に加え、3月には渋谷スクランブルスクエアにも「garage SHIBUYA」がオープン。
普段よく行く立川店の倍以上はある広さ。
コンセプトが「1000鉢から生まれるストーリー」だけあって、常時およそ1000種類の鉢が取り揃えられています。
観葉植物だけでなくドライフラワーも種類豊富な品揃え。
都心でここまでの大型店舗はなかなかないので、かなり貴重な気がします。
しかも、渋谷だなんて仕事帰りに立ち寄る機会も増えそうです。
お次はBOSSも幼少期から通っている「green gallery GARDENS」さん。
都内からは遠いですが、苗木から観葉植物、メダカや金魚などの観賞魚、ガーデニンググッズ、Vintage家具やインテリア雑貨、更にはマルシェやレストランまでもがあります。
ここも基本はウォーキングを兼ねてふらっと遊びに行くことがほとんど。
ゆっくり食事をしながら植物も楽しめるので、ゆっくり過ごすことが出来るのもいい。
植物の値段は比較的買いやすい価格設定だと思います。
そして言わずと知れた「OZAKI FLOWER PARK」さん。
ここは雑誌やTVで取り上げられることも多い有名なお店。
行ったことがある方も多いのではないでしょうか。
広さも種類の多さも格別なOZAKIさん。
1階は外で苗木や草花が中心。入口すぐには野菜やハーブなどが揃っています。
2階は室内店舗で観葉植物とガーデニンググッズがメイン。
希少種から一般的な買いやすい価格の植物まで、ありとあらゆる物が揃っています。
土や肥料等も種類が多いので選ぶのに困るほどです。
ここで紹介した以外にもたくさんお店はありますが、品揃えや価格的に私のおすすめなお店を紹介してみました。
もとはTV台として使っていたのに、今はTVが撤去され立派なプランター台に。
どんどん植物に浸食されてきていますが、まだまだ増えそうな予感。
さすがに置く場所考えないとな。
春は観葉植物を始めるのに最適な季節、皆様もボタニカルライフを満喫してみてはいかがでしょう。