先日入荷した「Standard California Custom Old Fire King」。
ミルクガラス好きとしては、こういったアイテムがどんどん増えてくれたらいいなぁと思う今日この頃。
いい機会なので、大好きなミルクガラスをおさらいしてみようかなと。
ガラスといえば一般的には透明のものをイメージしますよね。
ミルクガラスは乳白色を練りこんだ半透明の質感が特徴。
飲み物を入れると中がうっすらと透けて見えるこの雰囲気が温かみがあって良いんですよね。
厚みのあるガラスは一見ごつそうですが、口当たりはとても柔らか。
何より、耐熱ガラスという頑丈さも魅力なんです。
頑丈ゆえに実際にダイナーやカフェなどで愛用され続け、50年以上経った今でも現役で使えるこの優秀さ。
いや、本当に凄いと思います。
そして1960年代の「ファイヤーキング」が全盛期の頃には1000以上の型が存在し、年間100万個もの商品が生み出されていました。
まさに「アメリカの日常を感じられる食器」というのが私の持つ印象。
メーカーも、ファイヤーキングに始まり、フェデラル、ヘーゼルアトラス、グラスベイク、ギャラクシー、オールドパイレックス、マッキーなどなど、本当にたくさんのメーカーが存在します。
「ファイヤーキング」だけでも、その種類は莫大。
人気のジュダイなど無地のものに始まり、キャラクターシリーズやモチーフ物、企業が宣伝広告のために手がけたアドバタイジング物など挙げだしたらきりがない。
そんな種類の多さがコレクターの心を捉えるのでしょうか。
私も少しずつですが、気に入ったものを見つけては購入しています。
特にこれでなくちゃ駄目とかこだわりもなく、単純に見た目のデザインだけで集めています。
なので、メーカーも年代もごちゃごちゃ。
それがまた楽しいんですけどね。
人気のシリーズ ジュダイを代表する”ジェーンレイ”のカップキャンドル。
刻印からすると1950年代のジェーンレイカップですが、元々はカップ&ソーサーで販売されているものなので、おそらくソーサーが割れて残ったカップをキャンドルに再利用したものではないかと。
お気に入りのマグが割れたり欠けたりしたら、処分せずにこんな再利用もいいですね。
今回入荷したStandard California Customのファイヤーキング。
形は全てDハンドルマグですが年代は色々。
マグカップ底部分に入るバックスタンプでおおよその年代が判断出来ます。
– OVEN Fire-King WARE MADE IN U.S.A. –
1950年代後半~1960年代初頭
– ANCHOR HOCKING Fire-King WARE MADE IN U.S.A. –
1960年代中期
– ANCHOR HOCKING Fire-King OVEN-PROOF MADE IN U.S.A. –
1960年代~1976年頃
– OVEN-PROOF MADE IN U.S.A. –
1977年以降
単純に古いのが良いという方や、年代は拘らないという方など好みも人それぞれ。
是非、一度バックスタンプにも注目してみてくださいね!