今回も18AW新作から、Heavy Flannel Check Shirtについて。
いわゆるネルシャツ。
誰もが一枚は持っていて、Tシャツだと心もとない秋口から何気なく着始める秋冬のド定番アイテム。
Standard Californiaでも秋冬の定番としてほぼ毎シーズンリリース。
シンプルなアイテムだけに、ヴィンテージをベースに生地からオリジナルで作り込んでいますので、
今回はそのあたりをご紹介。
ファブリック
左:ヴィンテージ 右:オリジナル
ネルシャツのチェック生地を大きく分けると、
プリントで柄を表現しているプリントネル(薄手のものが多め)と、
糸から染色して織で柄を表現するのが先染めネル(中肉〜厚手のものが多い)の2種類。
で、今シーズンは先染めのネルチェック。
ヴィンテージと比べ度目を詰めて織っているので、しっかり目が詰まって肉厚でガシッとした生地感が特徴。
今回はネルの特徴でもある粗野感をあえて抑えてクリーンなイメージに。
オレンジとブルーのカラーリングも、起毛加工を加えていない生地の目面もとても美しい仕上がり。
シルエット
左:ヴィンテージ 右:オリジナル
オーバーサイズが好みであればそのままでも着れちゃう感じもありますが、
身幅と着丈のバランス、袖の太さ、衿の大きさなど、やりすぎない程度に着やすく微調整。
普遍的に着れるであろうバランスのとれたシルエットに。
ボタン
ネルシャツではBICMACの高年期のものなど、古着でもよく見かける刻印入りのボタンをオリジナルで。
主張しすぎずジャマをしないながらも程よいポイントに。
デニムと同じで普遍的で経年変化も楽しめるネルシャツ。
もうそろそろ涼しくならないかな。