先日の休みに映画の試写会へ行ってきました。

20世紀最後のアコースティック楽器と言われているドラム缶から作られる打楽器「スティールパン」。
その誕生の歴史や現在の熱狂ぶりを、インタビューやドラマ、記録映像などを織り交ぜながら描いているドキュメンタリー映画「Pan! Our Music Odyssey（邦題 スティールパンの惑星）」。

映画の舞台はこの楽器が生まれたカリブ海の小アンティル諸島南部に位置する島トリニダード・トバゴ共和国。
イギリスの植民地だった1940年代、暴力と抗争の時代の中、どのような背景でこの楽器が生まれたのか。
貧困と抑圧に苦しむ少年たちがどんな思いでこの楽器を奏でていたのかが語られていきます。

そして今、世界一を決める大会「パノラマ」が世界3大カーニバルの一つとして名を馳せるに至るまで。

正直、スティールパンという楽器さえ知らなかった私ですが、音楽を信じる若者から始まったノンフィクションの物語に胸が熱くなりました。

この日は、映画上映後に実際にスティールパンの演奏も。

ドラム缶から作られるシンプルな打楽器「スティールパン」。
この見た目のシンプルさからは想像出来ない２オクターブ半という音域に圧倒されました。

「Pan! Our Music Odyssey（邦題 スティールパンの惑星）」は9/23（土）より渋谷 UPLINKにて公開です!!